院長のブログ
(2022年)

第338回 コロナワクチン接種大会場でも心筋炎の説明はなし

最近、コロナワクチン接種や副反応の調査研究も兼ねて、地方のワクチン接種会場にも出向いています。他の地域の医師会、地方での仕事を通じてワクチンの実態を知りたいという私自身の向学心です。同時に、他院や法人の健診にも参加してワクチンや医療の実態を把握しています。新しくて良いことは自院に取り入れようと思っています。

多くのワクチン接種会場で心筋炎についての説明は皆無です。驚きます。問診医の興味が無いのかも知れませんが、いくら稀であっても、確実に一定数が起こる副反応です。10~20代の若年者だけにでも話しておく必要があります。胸痛があった場合のクリニック受診や手順など説明する必要があります。ワクチンを3回やっている若者でも今まで全く心筋炎について聞いたことが無いと言います。説明しておくべきことだと思います。

第337回 彷徨うコロナ難民

救急病院が役に立たず、老人の心不全の難民が多いことは実感していました。各実地医家の先生たちは送る先の病院でさぞかしご苦労なさっていると思います。コロナになるとさらに事態は深刻化し、老人ホームでの重症感染例の行き場(収容先)に苦労します。救急の雄、東京ベイ医療センターすらコロナでは無力、東京都区域外ということもあって拒否の連続です。重症コロナ症例を墨田区の都立墨東病院と江戸川区の葛西中央病院に複数名引き受けて頂きました。墨東病院と葛西中央病院にはお礼申し上げます。ただ、それまで飲んでいた薬の説明には注意して欲しいです。特に墨東病院は、家族への説明のルール違反をしないでもらいたいと思います。

動きが遅く、口数だけが多い、実情を正直に話してくれない救急隊員にも呆れます。これでは死亡率が上がる訳ですね。ストレスが多いせいか、救急隊員は態度がよろしくないことが多いと感じています。

第336回 意味のない第2類分類のコロナと役に立たないコロナ指定病院

第2類伝染病はその伝播を防ぐため、隔離と拡散防止策、届け出が義務付けられています。現在のコロナではどうでしょうか?症状に乏しい人は町をうろつき、密接、密集を繰り返し、挙句の果てにサッカーでは暴徒のように騒ぐ、これでは患者数は少なくなりませんし、第2類の位置づけは不適です。届け出指定の医師だけに負担が続くということです。無意味です。5類にするならさっさとするべきです。増税の前に。

また、救急病院もコロナ指定病院も老人ホームの患者さんには、入院拒否の連続です。コロナ陽性者や陽性疑いの人を毛嫌いする傾向があります。国から莫大な補助金をもらいながら、入院もさせずに発熱外来も公立病院並みに直ぐに時間通りに終了します。これでは、患者さんが悪化する夕方~夜間の感染症に対応出来ませんね。税金の使い道と監査、第3者、4者の査定も必要です。

第335回 こうした時こそ緊急事態宣言は必要~ワクチンもあまり予防効果ない?

コロナ第7波は予想通り、或いは予想以上に増え続けています。大阪システムも東京システムも無効に近いです。行きつく先は医療崩壊に近づくことが憂慮されます。増えたのは「行動様式の変容」などと言っていた行動様式が、また、以前の様に飲み歩く、出歩く、集まって騒ぐことになってしまったからです。野球もサッカーも無理にやる必要があるのでしょうか?私は疑問です。史上最多陽性者数の今だからこそ、緊急事態宣言が必要だと思います。

また、ワクチンは重症化予防には有効であると思いますが、予防効果は疑問です。ワクチンの副反応も色々と判明しつつあります。中日野球選手の場合は、明らかにワクチン副反応としての急性心筋炎だと思われます。以前から僧帽弁逆流があった可能性など、審議会は御託を並べていますが、それまでハードな運動が可能であった選手に致死的持病は考え難いです。医師としての良識を疑います。ウイルス性心筋炎の可能性もと言っても、ワクチン後心筋炎の方が、11倍も多いのですから、クレーマー的言い訳ですね。こじ付け甚だしいワクチン分科会コメントです。サッサッと保障・賠償し、ご献体を病理学的に連続切片でもっと検討すべきです。

第334回 唐突なマイナ保険証制度

新型コロナワクチンのV-SYS(Webでの登録システム)は改善がみられ、大部スムースになったと思います。改善を繰り返した厚労省や都の努力、医師会役員のご努力も大きかったと思います。

ただ、最近、言われているマイナンバーと保険証を紐付けした、マイナンバー保険証の扱いが強引に拡大を迫り、各医療機関に困惑を掛けようとしています。国は狭い、狭小な視野の審議会で一部の識者の意見で(あるいはそういう形だけの体制の体で)、全てこれに切り替える方向で進めています。普及を図りたいのであれば何故、この読み込みシステムのソフトの補助申請を2021年で終了させたのでしょうか?なぜ今年からそのソフト導入に各医療機関に60万円超の支出をさせるのでしょうか?こんな負担があれば広まる訳はありませんね。その莫大なお金はどこへ行くのでしょうか?アベノマスクの莫大な税金からの支出も不明のままですが、明確でない税金の無駄使いも多すぎます。

元々、マイナンバー制度が普及しないのは何故なのでしょうか。煩雑な手続きもその理由に挙げられますが、私は信頼できないと国民の多くが思っているからだと思います。そこの改善なしに、強引にマイナンバーと保険証を紐づけること自体に無理があります。個人情報の流出とやたら高い税金の請求、悪だくみする人間の天国の日本。増えるわけはありません。

過去の社会保険庁、消えた年金問題、戸籍の曖昧さ、極めて高い直間接税と一般国民を妨げる要因は多いです。役人も政治家も判っていないのが日本です。

第333回 備えあれば憂いなし

先ず、コロナ第6波もやるべきことをやり、ベストを尽くすことが肝要だと思います。それは、現時点では、ワクチンをやり空気感染を徹底して避けることです。

3回目のワクチンもしないで出歩いている若年者が多いと思います。まだ、避けるべきであると思います。紛争もそうで、他国批判より、北海道の防衛を充実させるべきです。国力を付けること、そのためには食物自給率と風力、太陽光発電も含めたエネルギー自給率を高めること。少しずつでも、コツコツとやっていくべきです。

防衛のためには、ドローンも巡航ミサイルも持つべきだと思います。日本の周囲にはならず者国家が多いので、他国の金をばら撒くより国土防衛、沿岸防衛にお金を使うべきだと思います。

第332回 判断は冷静に.ワクチンも戦争も

第3回目のワクチンは現時点では有効であり、特別、これだけが重大な副反応を起こすものではありません。オミクロンBA2株にも有効です。

「ワクチン悪者」論者が色々と非科学的な批判をしていますが、アジっている医者が実際は率先してワクチンを受けている有様です。彼らの真の実態を知らない人が多いですね。

今回の戦争も日本では、片方だけの一方的な報道です。まるで米国の西部劇のように誰か一人を徹底的に悪者にして、勧善懲悪の映画のようです。

日本では報道されていない7年以上ものクリミア半島での紛争、対立、虐殺があったはずです。いきなり侵略者が攻め込んだわけではないと思います。

ものごとは冷静に調査・判断すべきです。かつてイラク戦争の時も大量破壊兵器を持っているとして、多国籍軍はイラクを徹底的に潰し、フセインも殺害しました。でも、大量破壊兵器はありませんでした。米国パウエル国務長官の話は嘘でした。これが分かるまでに、何人のイラクの国民が殺されたのでしょうか。

大国、連合国の大規模な戦争宣伝には、軍需産業や出来レースの裏がある様に思います。

かつて日本も、フセインや今回のプーチンのように悪党とされ、西側諸国から日干しにされ、いわゆるABCD包囲網にされ、いや応なしに出ていかざるを得なかったのが太平洋戦争の真実です。米英は戦争をしたくてたまらなかったことが、ハルノートやフーバー元大統領の手記にもあります。

ウクライナの大統領はユダヤ人の俳優です。本当にウクライナ人のために喋っているのか、欺瞞と大国の利害のために演じている大根役者なのか?少なくとも当事者なのでヒーローではないことは事実だと思います。

第331回 ワクチン接種業務

ほぼ毎週の土日に、区のコロナワクチン業務(第3回目コロナ接種)をしています。勿論、自院の外来診療が終わってから直ぐに行きます。

区の中規模接種会場での注射業務はドクターは医師会が引き受ける形で行われます。接種する看護師さんや案内の人は主として外注・派遣の人たちです。区の各区民館や健康関連施設に勤務の看護師さんは、まとめ役として出勤されています。土日は各会場、100人余の方に注射し、経過観察します。

医師の仕事は、注射前の問診と注射後の経過観察です。先日、約2名とても協力的で、優秀で、思いやりのある看護師さんがおられました。仕事もやりやすく、疲れを感じないで帰って来れました。

看護師さんのことでは、その技量や知識で、今まで落胆すること、困ったことが多く、余りいい思いをしてなかったので珍しい、嬉しい体験でした。

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三原内科循環器科クリニック

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