第272回 年内のまとめ(第265回の補足)
クリニック付近の冬の菊の花。こうしたものを愛でる時間的余裕が必要です。
さて、第265回の慶応講義の補足をします。血中プレセプシンについてです。
- 血中プレセプシン(プリセプシン)について
- 敗血症の診断マーカーとして最重要である。
- プロカルシトニン、CRP、IL-6より優れている。
- 白血球顆粒球などが細菌を貪食する過程で取り込まれたCD-14がプロテアーゼによって分解され血中に放出される。
- プロカルシトニンは有名であるが、感染症以外〜例えば外傷初期でも上昇する。
- 重症度判定や治療効果測定の指標にもなる。