院長のブログ(9)氾濫するカタカナ日本語
あちらこちらにカタカナ日本語が氾濫し、言葉を余計に分かりにくくしている。
さらにそうした用語をアルファベットで略したりするから更に始末が悪い。
利用する人が分かりにくい本末転倒のケースもよくある。「クライアント」も、当初、IT企業のキャリアウーマンが使いだし、瞬く間に企業に広まった。
「依頼人」や「顧客」という意味で使われていると思うが、これも、注意しないといけない。
社会の中で、自分らのいる狭い会社内や業界内の言葉である。
「クライアント」には「給付金」や「部下」という意味もある。本来の英語圏の言語は場所によって使い分けられている。
民間だけではなく、公的機関もそうである。「ケアマネージャー」も「デイサービス」もそれを受ける人(高齢者)がしゃべれないのが現状である。矛盾している。
与党のM党の若手議員が会話で「〜をリスペクトする」などとよく使うが、知性や語学力があるとは思えない。
「〜を尊敬する」と日本語を使うべきであると思う。本人は知的であると思っているのであろうか?
判で押したような赤いネクタイと相まって軽い人間に見えてしまうが。軽薄・短小時代なのであろうか。